コラーゲンは美容効果だけでなく、関節や血管、骨など身体の至る部分に働きかけるため、健康効果も絶大です。
ですが、加齢に伴い体内では分泌量が減少し、不足しがちな栄養素だと言えます。
では体外から摂取する場合に、1日に必要な摂取量はどれぐらいなのでしょうか?
1日に必要な摂取量の目安について
健康な身体を維持するために、コラーゲンは1日にどれぐらいの量を摂取すればいいのか?
そう思う人もいるかもしれません。
ビタミンやミネラル、タンパク質などの他の栄養素であれば、厚生労働省が定めている栄養素の基準値が存在します。
しかし実は1日に必要なコラーゲンの摂取量は特に決められていません。
目安としては、摂取量は1日に5~10gは摂取したいところです。
ですが平均摂取量は1.9gですから、多くの人が不足している状態だと言えます。
なぜ不足しがちなのかというと、摂取できる食品が限定的だからです。
多く含まれる食品には、牛すじ、鶏の手羽先・軟骨、魚の皮や骨、ウナギのかば焼き、フカヒレなどです。
お肉類は、日常生活の中でも食べる機会は多いですが、魚の皮や骨は食べずに残す人の方が多いですよね。
さらにウナギのかば焼きやフカヒレは、年に数回食べればいい方ではないでしょうか?
食事から摂取する事が難しいのであれば、食事以外の方法で摂取する事も考えてみましょう。
コラーゲンの食事以外の摂取方法
食事以外の摂取方法として、美容効果目的であれば、化粧品の成分に含まれたモノを肌に塗る事で、肌から浸透し、美肌効果を期待出来ます。しかし肌から浸透した成分で健康効果までは難しいと言えます。
そのため健康効果を目的とするのであれば、粉末タイプやサプリの錠剤、ドリンク、ゼリータイプなどから摂取するといいでしょう。
この中で1番オススメの摂取方法は、粉末タイプです。
粉末タイプであれば、大さじ1杯が5gですから、1日に1~2杯分摂取すればいいので分かりやすく、しかもカロリーも20キロカロリー程度なので太る心配もありません。
ただドリンクやゼリータイプは、粉末タイプよりもカロリーが高いので注意が必要です。
ちなみに1日の目安が5~10gだと紹介しましたが、もっと健康になりたいからとたくさん摂取するのはあまりオススメ出来ません。過剰摂取=即身体に悪影響を及ぼすという類の成分ではありません。
ですがコラーゲンはタンパク質の一種です。
腎臓や肝臓が弱い人がタンパク質を過剰に摂取すると、負担がかかるケースがあるので注意してください。